だから愛された人は、人を愛せる。

先週末の2日間は、筑波大大学院教授・心理学者の(写真中央)

宗像恒次先生のもとで、Structured Association Technique, SAT(サット)の授業を受けていました。

 

”情動変容から行動を変容させる"

(心が動くと、行動が変わる)を、提唱する構造化連想法。

 

学びのジャンル的には、大脳生理学や心理学、免疫、遺伝子工学といったところでしょうか。

 

自分をより大切にするために、人をより大切に思うために― 

人間は『愛』のために生きている事を知り、

宗像先生のもとでSAT(サット)を真剣に学びはじめて約2年。

 

今は、学会公認傾聴支援士の資格も産後教室講師に生かしつつ、

愛とホルモン(脳)が裏表一体の関係である事を深く学び続けています。

 

宗像先生は、WHOでエイズ世界対策局や薬物依存局の顧問もされていた

「精神保健学」「健康心理学」「行動医学」ご専門のスーパーティーチャー。

 

人は、ときに自分の生死をかけてでも愛の欲求を満たそうとし、無自覚ながら生きるか、死ぬかの病を自ら作り出して一か八かの勝負に出る事さえある。人間にとって生命より大切なものこそが「愛」。

 

人に愛されるために生まれ

自分を愛するために成長し

人を愛するために生きることを運命づけられている。

 

この、誰もが持っている『3つの愛の欲求』に自分自身が気づかず、

「愛してもらえない」「愛せない」状況に遭遇すると、

不安、怒り、悲しみ、苦しみ、・・といった情動に襲われる。

 

ここに、うつ病や自殺、がん、生活習慣病といった愛の欲求が満たされない

飢餓感が作り出した「愛のストレス病」のもとがあると宗像先生の教えにあります。

 

愛されたイメージに変換するのがSATイメージ療法。

過去の愛されなかった回想イメージは消せなくても、

十分に愛されたという別のイメージをより強固にして行こうとするものです。

 

人は、「愛された」経験(イメージ)を持つ事で、きちんと自分を愛し、人を愛せる。

(心が動くと、行動が変わる)

 

“自分を大切にできるからこそ、人を大切にできる”

いじめや自殺の解決のトビラになることを信じ、

また一歩、学びを前に進めて行きたいと思います。