大人向けに伝えるプログラム

子ども達に伝えるプログラム以外に大人向けも別にあります。

 

妊娠出産の基礎知識について、しっかりと学校では学んでこなかった世代の大人達。

私自身も日々「生きること」が当たり前で、いのちの大切さや素晴らしさを心で感じ、見つめて行く機会もほとんど無かったような気がします。

だからこそ、養成研修の学びで上京する以外に、一人の大人としても様々な大学の授業にも足を運び、この機会に色んな角度から学ばせて頂きました。

 

特に、宗教学では、生死の意味を問うことなど、死生観や生命倫理をめぐる難しい問題が多く、とても考えさせられました。


「人を殺してはならない」掟がありつつ、じゃあ、「供儀(いのちを捧げる)」行為はどうなのか?

ナイジェリアの赤ちゃん工場のような現実も、その他FGMの宗教的な問題も、かなり真剣に向き合うと苦しくなる問題です。

また、殉死、殉教といったいのちの投げ出す行為や、他のいのちを生かす仏教の究極の慈悲「捨身供養」、さらには、間引きという文化。生命科学と医療技術の発展によるクローン人間、お産や、いのちにまつわることは、宗教、歴史、文化について本当に奥が深いです。

 「いのち」を真剣に見つめてこそ、気づく事も多かったような気がします。

 

 

今後は、このプログラムを幼稚園から大学生までの幅広い子ども達へ。

5歳、10歳、15歳、そして20歳となる成人へも、継続的に届けられる環境作りを目指して、これからも力を注いで行きたいと思います。